藤城清治 & Dongi LEE
2024年,ソウルにあるセジョン文化会館で開催された藤城清治先生の大規模展覧会に行く事になり、知人の紹介で藤城先生にご挨拶する機会を得た。
実はそれまで、藤城先生の作品に関する知識はなかった。
しかし、展覧会を見て、藤城先生の膨大な作品世界に感嘆せずにはいられなかった。韓国では「藤城清治」という名前は広く知られていないが、その作品のスタイルはかなり親しみのあるものだった。韓国にもその視覚的な要素が間接的ながらも既に多く紹介されてきたことが分かった。
韓国と日本は、それぞれ歴史の中で外部世界の影響を強く受けてきた国々である点で、不思議な共通点を持っていると思う。
韓国と日本の問題は、このような外部世界との関係が強く作用してきたと考えるが、藤城清治先生の作品には、外部世界に対して柔軟で自由な反応を示す、一人の芸術家の態度が込められていると考える。
私の作品には、幼少の頃に『宇宙少年アトム』と『ディズニーランド』というテレビ番組を見て育った思い出のようなものが込められているがこれも外部世界からの影響と関連している点で、日韓の不思議な共通点を想起させる。何より一人の創作者として、100歳を超えるまで絶えず創作を続けてきたという事実は、それ自体で素晴らしいことであり、大きな成就だと思う。そして、生涯にわたって目標を成し遂げた人物と共に同じ空間で作品を展示する機会を得たことも、非常に光栄なことだと思う。
イ.ドンギ